鈴鹿サーキットを走るにはライセンスが必要です。
扇子は一杯持っていても、ライセンスは持ってません。 受付時にライセンスを申請しなくてはなりませぬ。
会議室大の部屋に集まった100人以上の野郎共に紛れて、受付に並びます。 あ〜暑苦しい。
さて、受付を済ませたら、コースの下見です。
なんとバスに乗せてもらえて下見が出来るらしい。 付添いもOKとの事で、嫁&娘も共にバスに乗車。
バスはピットロードをゆっくりと進み、コースイン。
コース幅が広い、とにかく広い!
ホントにオレ走れるのかな〜? 不安な私の膝の上で娘は立ち上がり大喜びで車窓を眺めている。 遊園地感覚だ…。
7〜8分かけてサーキットを一周したら、いよいよ走行準備です。
レーシングスーツに身を包み、マシンにまたがります。
もうやるしかない!
なにせ走行枠は40分。 このクラスの初心者は一周に3’50”位かかるとの事。
という事は、アウトラップを入れると10周するのがやっとです。
集団に紛れてコースイン。そろそろとバイクを進めます。 もっと感動的な何かが沸き上がってくるのかと思いましたが、感情にそこまでの余裕は無いようです。
1コーナー、2コーナー、S字、逆バンク、ダンロップ、デグナー、110R、ヘアピン、二輪シケイン、スプーン、バックストレッチ、130R、シケイン、最終コーナー。
アウトラップという事もあり、流すぐらいのスピードでマシンをライドします。
鈴鹿サーキット、そこは大してスピードを出さないのなら、恐ろしいほど穏やかに走れます。
さて、2周目。全開走行に移ります。
「1コーナーはアクセル全開で走ってね!」 前もってチーム員の方に言われてます。
素直に従いました。タカトキは。 1コーナーに全開でアプローチしました。
「ちょっ!ウソだろ!? 曲がれねーよ!!!」
瞬間、恐怖で身体が石の様に固まり、ビビリまくって、リアブレーキを踏んで速度を落としました。
ところが、進入してみると、
「アレ?全然曲がれるじゃん?」
気づいた時には、アフター・ザ・フェスティバル!後の祭りです。
後続のバイクにどんどん抜かれました。 必死にアクセルを開けても、排気量の小さいバイクです。一度落ちた車速はなかなか上がりません。
その後、デグナー、スプーンでも同じ思いをしました。
ちょっと慣れてきた頃に走行は終了。
3’42”がやっとでした。 予選通過ラインは3’35”位との事。
オイッ!全然このままじゃ予選落ちじゃん!!!
タカトキ、カッコ悪いのはキライです。
とにかくコースに慣れるしかない。でも本選までに鈴鹿を走れるのは後2回しかありません。
頑張るのみ…。 ああ、落ち込むな〜。
皆様、温かく見守ってやって下さい。
Posted by yamada at 2007年06月06日 00:50