2007年09月04日

ミニモトを終えて

初参加のミニモト四時間耐久レース。
終わってみると、「あっ」という間の出来事でした。

さて、当日は朝からシトシトと雨が降っておりました。
予選は朝8:00スタート。
我がチームのACEライダー「鷲見さん」に全てを託します。お世話になってるバイク屋さん(ホンダドリーム名古屋西)の店長さんです。
ウェットコンディションの中、流石の走りで見事予選を突破して頂けました。

さて、本番の前のフリー走行、ちょっとした手違いからタカトキに走行のバトンが渡ったのは終了3分前でした。もう、あせるあせる。。なぜなら、もし走れなかったりするとペナルティを科せられるからです。

さあ、金曜日の練習での転倒後、初のコースインです。雨はその時は僅かにしか降ってませんが、路面は完全ウェット…。
情けない話ですが、全コーナーに入る前から恐怖感に全身を支配され、まともにアクセルを開けられませんでした。 タイヤが少しでも滑るだけで身体が固まってしまいます。
時間の無さから、コースに慣れる間も無く、2周でフリー走行終了。
「オイオイ、俺、こんなんで本当に決勝大丈夫かよ?」

やがて雨は上がりました。 時刻は午前11時。 決勝スタートは14:20。
「おおっ、このまま降らなければ、ドライコンディションになるぜ!」
期待を胸に、というか、祈るような気持ちで時間の過ぎるのを待ちました。

スタートライダーは、ACEライダーの「鷲見さん」。第二ライダーは「木村さん」。第三ライダーは「松井さん」。そして第四ライダーはタカトキです。

さて、決勝は49番手スタート(120台中)。 グリッドにマシンを並べると、、、
厚い雲がびっしり並んだ空からポツポツと雨粒が落ちてきました。 ガーン!

14:20 決勝スタートです。
最初はポツポツとしか降っていなかった雨が、時間と共に段々と強くなってきました。
でも、さすがACEライダー「鷲見さん」。じわじわと順位を上げてくれました。 スゴイ!

そして、第二ライダー「木村さん」にバトンタッチ。 黙々と正確にポジションを守りながら周回を重ねてくれました。耐久レースでは大事な事です。

そんな中、タカトキの頭の中は、どんどんネガティブに。 
「あ〜、雨の走行を練習しておけばよかった。いつもドライでのタイヤのグリップに頼った走りばっかりだったからな〜。」
何だか、超稽古不足で舞台当日を迎えた時の何ともいえない嫌な感じです。

「ま、でもこれも経験! 来年につなげる走りをしよう。何と言っても初参加だもん。上手くいくわけないさ。」

すでに、ポジティブなんだか、単に逃避しているのかよく分かりません…。

雨は、期待とは反対に本降りとなりました。

そして、バトンは第三ライダー「松井さん」に。 彼とはマシンを二人でシェアしてこの一年ゼロから練習して頑張ってきました。二人でお揃いのツナギもこの為に作りました。
「この一年の集大成ですからね!」そういって、ピットから送り出しました。
現在時刻は16:30 タカトキにバトンが渡るのは17:20です。 そろそろタカトキもレーシングスーツに着替えて準備を始めます。

ところが、、、モニターを見ていると、我がゼッケン224の順位がどんどん下がっていく。
その時モニターに130R(コーナー名)の転倒の様子が映し出されました。
画面を見てみると、 何だか俺と似たツナギを着た人の姿が…。

「松井さん」だ。。。 大丈夫か? 身体は? マシンは?

途端にピットが慌しくなる。メカニックの皆さんが修理の準備を始める。
「山田さん(タカトキ本名)、ライダー交代の準備して!」 ACEライダーからの指示が飛ぶ。

なかなか、マシンとライダーが戻ってこない。。。 これで終わりか?
ふとそんな予感が頭をよぎる。

[ つづく ]

minimoto01.jpg

Posted by yamada at 2007年09月04日 22:19
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