レースレポート　その５　−最終回ー　

さてさて、長々と引っ張ってきた、夏の宿題のレースレポート。

今宵で完結致しとうございます。　　　　もうしばしお付き合いの程を…

さて、Let's　レン耐　８時間耐久フェスも　残り２時間となりました。

最初は雨で、その後薄曇り、そして晴れという天候だった為、　気温もさして高くならず

体力的にも思ったほど消耗しておりません。　精神的にもまだガンガン集中できます。

さあ、泣いても笑ってものこり２時間。　全車マーシャルバイクに続いてコースイン！

木村さんが担当ライダーです。

タカトキCPUが弾き出した作戦：　全てのゲームでガソリンGetならず。　

２クール目でエコランをしたものの、　この最終スティントを全開走行では走りきれないでしょう。

ガス欠ストップだけは必ず避けねばならぬ。　ペナルティをくらったら優勝は絶対ムリ！

よって、木村さん＆坂野君はちょっとエコラン。　　タカトキは鬼のエコラン！！　ひたすらガソリンを使わない！！

エコランなのに鬼！　やさしいんだかやさしくないのだか…

そして、ガソリンを温存して、他のバイクがガソリンが少なくなってペースが落ちる最後の３５分で

タカトキの最終スティントで怒涛の攻めで追い上げる！　と、この作戦に決まりました。　いや、決めました。

木村さんが走り出して、１０分過ぎ、　雨が落ちてきました。　あっという間に路面の色が変わってきます。

必然的に走行ペースは落ちてきます。

じゃあ、エコランをわざわざする必要はないだろって？　

いえいえ、それは甘い！！

英語で言うところの、　イッツ　ア　スイート！　　ってヤツですな。

残り４５分以上前に、ガソリン残量がリザーブに入ったら怒涛の追い上げは事実上ムリ。

備えあれば憂いなし！　全ては最後の追い上げの為に捧げるのだ！！　今までのエコランを無駄にするな！

木村さんも現状維持で走行を終える。

坂野君にチェンジ！！　　本当はガンガン行きたいだろうが、忠実に作戦を守ってくれている。　スマンのぅ、、、

そして、タカトキにチェンジ。　雨が強くなった気がする。　いや、気のせいじゃない。

さあ、鬼のエコランのスタートだ。　　雨の中ではやった事ないんだよね〜。　不安。。

鬼のエコランの内容を明かしましょう。

１：ギアは４or５速のみ使用。（要するに高回転でガソリンをいっぱい使わない）

２：コースの高低差を利用して、上り坂のみアクセルを開けて加速して、下りに入ったらクラッチを切って
惰性で走る。　コーナーリング中もです。

３：他車に抜かれても平常心。　あえて戦わず、グッとこらえて自分のペースを守る。　悟りの心持ち。
（これがイチバン難しかったりするのですが…）

最終コーナーからの登り勾配を走り、ホームストレート半分ほどで下りにかかるので、クラッチを切る。

そのまま、何もせずクラッチを切ったまま１コーナーに突入。　怖いですよ〜。　

雨でタイヤがズリズリ流れるので、下半身でのマシンのホールドに集中。　そして、いかにエコランをしてない後続車に上手く抜かせるか。

淡々と自分のやるべき事のみを完遂するだけです。　舞台上で、することもないのにジッと正座をしてお客さんとにらめっこして控えている時の心境でしょうか…

頭の中が不安で一杯です。　実は、６時間終了時点での順位が１２位でした。　第２クールはエコランを入れたので順位が落ちて当然なのですが、この３クール目の最後のダッシュで順位を取り戻せるのだろうか？

あ〜、心配。　エコランしてる場合じゃないかも。　　でも、ガス欠したら全てが水の泡に。

英語で言うところの、　バブル　オブ　ウォーター　！　ですな。

ガマンガマン。　　耐えろ耐えろ。　　　まさに耐久です。　

ふぅ〜、ライダーチェンジ。木村さんに交代です。　雨はまた本降りになってきました。

木村さん、最後のスティント頑張って！！

さあ、坂野君にチェンジ。　

と、ここで問題が…。

レン耐ルールで、ピットインが１５回以上と決められているが、ここで、まだ１３回しか消化してない事が判明。

坂野君の後はタカトキに交代してゴールまで、という作戦なので１回ピットイン回数が足りない。　足りないと周回数の減算というペナルティが

課せられるので、坂野君には、ピットを１回ランスルーしてもらうことに。　

タカトキの緻密な計算に基づいていたはずなのだが、　どうやら穴だらけだったらしい…

さあ、残りは約１時間。　　ガソリンもどうやらOKだ。　エコラン成功。

何台かのチームは、ガソリンがリザーブに入ってる。　　ふふふ。

残り、５０分。　まだガソリンはOKだ。　

残り４５分を切った。　　あれ？　思った以上に残ってるな〜。　

のこり、４４分、　４３分、　　むむ、、一向にリザーブに入らない。　　しまった、残し過ぎだ！！

あわてて坂野君にペースアップの指示。　
　

猛然とスパートをかけてくれたが、　作戦のほころびがここでも露呈したような…　ゴメンよ〜。

坂野君、ピットイン。　残り３５分。

さあ、いよいよタカトキの最終スティントです。　

ガソリンはまだリザーブになってない（笑）。　もう、何も気にする必要はないのだ！

さあ、今こそ、コース上に猛獣の鎖を解き放つのだっ！！！

タカトキ行け〜！！　　　 ワンワンワンッ！！！（犬かよ…

雨は、もうジャージャー降りです。　でも必死でスパートをかけます。

コース上の、前を行くバイクを全て抜かなくてはなりません。　　　イケ〜、行くのだ〜。

残り１５分。　ようやくリザーブに入りましたorz 　うお〜、作戦失敗！！

エコランしすぎで、ガソリンを余らせすぎちゃいました。。。

必死に追い上げますが、果たして何位になっているのやら？

８時間経過〜。　ゴール！！　　チェッカーフラッグが振られ、２番目にチェッカーを受けます。

いや〜、チームの皆さん、お疲れ様でした〜。　有難うございました。

しかし、作戦の失敗は全てワタクシの責任です。　伏してお詫び申し上げます。

さて、結果発表〜。

じゃじゃ〜ん！　５位　入賞でした〜！！　悔しい〜！　　

エコランの読み違いさえなければ！　最後に雨が降らなかったら！　（←ニラレバ　いや　たられば

土砂降りの表彰式。　　

さて、　もう一つの表彰があるのです。

その名は「ベストパフォーマンス」賞！　　それは、無転倒のチームに贈られます。

受賞資格は、我がチームを含めて５チーム。　１８チーム参加だから、結構みんなコケてますね〜。

ただ、もらえるのは１チームのみ！　

怒涛のじゃんけん勝負です！

さあ、タカトキの出番です。　待ってましたっ！！

じゃんけん、ぽんっ！　　　おおっ！　勝った！！　　３名脱落。

トロフィーをかけて、タカトキと一騎打ちです！！

じゃんけん、ぽんっ！　　

負けた。　肝心のところで負けた。　悔しい。　　試合に負けて、勝負に負けた。

でもタカトキはスポーツマンです。　駄々をこねずに、握手で相手チームをお祝いします。
（ちょっと強めに握っときました）

やはり、勝つのは難しいですね。　ただ楽しい仲間と気持ちよくレースを出来るのは嬉しいです。

また、来年のレン耐頑張ります。　今シーズンのレース活動はこれで終了なのです。

え？　ミニモトは？　って？

はい。出ません。　　応援に回らせて頂きます。

実は、１０月の末に名古屋で大きい舞台が控えているのです。
　
タカトキはそれに命かけてます！

万全の体制で臨む為にレースの参加は見合わせました。

チームの方にも、予定変更をお願いして申し訳ありませんでした。

いい舞台にしますので、それでご勘弁願います。　スミマセン。　　

舞台の情報はいろいろとUP していきますので、よろしくお願い致します。

拓磨さんと記念撮影。　身体の状態が良くなって、ホントに安心しました。　　この後もすぐタイへラリーに行かれました。
そのアグレッシブさにはただただ、ビックリです。

またお会いできる日を楽しみにしています。

Posted by yamada at 2009年09月11日 15:11 | TrackBack