バケツの中に 何がいる？
そう。
金魚です。
何でバケツの中にいるの？ って？？
しかも、ここはキッチンの床です。
あ、 まさか、 料理しませんよ… 金魚ちゃん。
そもそも、この金魚ちゃん、愛娘ひかりが１歳のとき、
伊勢のお祭りで、おじいちゃんと「金魚すくい」ですくってきた金魚ちゃん
なのです。
そして、伊勢から旅をしてこの蟹江にやってきました。
確か、最初は１４匹くらいお友達がいて、それは賑やかでした。
でも、金魚すくいの金魚ちゃん。 病気だったり弱かったりでバタバタと。
最初の年に、３匹になってしまいました。
が、さすが生き残った金魚ちゃん。
我が家の庭に置いてある水槽で
野良猫のニラミにも負けず、 野鳥の襲来にもひるまず、
たくましく生きてきました。
しかし、去年の猛暑ですよ。
一匹、また一匹と死んでいきました。
水槽に手を入れてみると、お湯でしたもん。 ほとんど。
こりゃいかん と、紗で覆いをしてやりました。
そうして生き残った、最後の金魚ちゃん。
思えば、お友達の中で、一番からだの大きな子でした。
ところが、今年の一月の初旬。
水槽の底で、横たわっているではないですか！
ああ、とうとう。。。 と思い埋めてやろうと水に手を入れると
刺すような冷たさ！！
まあ、そりゃそうだよな。 かわいそうに…
すくいあげると、かすかにヒクヒクと動いています。
ああ、虫の息か… （魚だけど）
そんな子をそのまま放置するわけにもいかず、 庭にあったバケツに
水とともにすくい上げ、家の玄関に置きました。
保育園から帰ってきた娘もこれを見て、
「きんぎょちゃん、がんばれ〜！！」 と連呼してました。
金魚ちゃんにごはんをあげるのを いつも楽しみにしていたからね。
でも、ま、ダメだろうと。 翌朝にはいかんわな、、と。
しかし、翌朝、 まだ、虫の息で耐えている。（魚だけど）
玄関じゃ寒いか？ 家の中で陽のあたる場所は…
で、キッチンの 勝手口横になりました。
よく見ると、げっそりとやせている。 ああ、過酷な状況だったんだ…
最後のはなむけにと、 えさをパラパラと。
横向きにプカリと浮かびながら、かすかに口をパクパク しているではないか。
いじらしい。
でも、とても食べられるわけはなく、 やがて、身を横たえて沈んでいく。
娘は、
「ひかりもがんばって保育園いくから、きんぎょちゃんもがんばってね！」
と、声をかけている。
いや〜、今日一日もたないだろ。
これで金魚ちゃん死んだらショック受けるだろうな。
でも、金魚ちゃん 頑張りました！
３日目の朝には、 バケツの中をすいすいと泳ぐ姿が♪
「おお〜！」 と家族で感動しました。
毎日ごはんを食べて、よい環境の中の金魚ちゃん。
すっかり元気に、そして、だいぶんふっくらとして来ました。
けっこう、食べ頃な感じです。 食べませんけど。
娘が、「このきんぎょちゃん、おなまえ なになの？」 と。
そう言えば、ない な… ずっと、 「金魚ちゃん」だった。
娘が、
「きんのすけ」 がいいと！
ええっ？ もうちょっとかわいい名前にしたら？
なんだか関係各位にも悪いし（笑 って。
でも、つよくてかっこいいから 「きんのすけ」がいいんだと。
まあ、キンギョの 「キン」 ってことで。
命名 「キンノスケ」 推定 ５歳
しかし、どうする？ ずっとバケツってわけには…
今更、外の水槽ってのもな〜。
今朝なんか、氷がはってますもん。
